おっぱぶ
※ほんのちょっとだけアレな描写があるのでご注意を!
「すごいコが入ったから、雲長もぜひ見に来てくれ」
と、義兄が世にも楽しそうな様子で再三すすめてくるので、仕方なく来た――劉備の店。
場末の薄暗いセクシーパブ…俗に言うおっぱいパブであるその店は、人が好さそうに見えてその実とてつもなく腹黒い義兄に、似合いの商売かもしれないと関羽は思っていた。
けれどもここに来るのは今日が初めてだ。見も知らぬ女など触って、一体何が楽しいというのか。解せなかった。
店に着くなり通されたのは、いかにも怪しげな個室。
劉備はにやにやと上機嫌に笑っている。
「特別なコだからね、特別なお客しかとらせてないんだ。…今呼んでくる。絶対びっくりするよ」
そういって一人取り残され、待つこと五分ほど。ためらうような足音が聞こえてきて、扉の前で止まった。きぃ…と、きしんだ音を立てながら扉が開いて…
「は、はじめまして。新人の夏侯元じょ…っ?!」
入ってきたのは着飾った美女…では、なかった。
「か、か、夏侯惇っ?!」
青い鮮やかなチャイナドレスに身を包み、太ももと長い脚を惜しげもなく晒しているその人は…劉備の天敵である曹操の従弟の、夏侯惇だった。
「か、関羽?!な、なぜ貴様がここに…!」
関羽の姿を認めて一気に真っ赤になった夏侯惇は、自分の姿を恥じるようにドレスの布地を握りしめた。
「兄者が、どうしても来いと言うから…」
「〜〜あいつ!」
「しかしまさか貴殿がこのような場所で働いているとは…」
「俺とて好きで働いているわけではないっ」
向かいのソファーに腰を下ろし、関羽を睨みつけてくる。
「劉備のやつが、孟徳が不利になる情報を掴んで……孟徳を守りたいのなら、ここで働けともちかけてきたんだっ」
「……兄者が、そのようなことを…?」
「孟徳の弱みを晒すというのだ。従うしかないだろう!?…ど、どうせ俺は男だしな!触られたところで減るもんでもなし…!」
『……夏侯惇!ちゃんと接客しているか?どんなお客が相手でも、仕事はしてもらわないと困るんだけどなぁ〜〜』
劉備の声が外から意地悪く響いてきて、夏侯惇がびくりと肩を震わせた。
「わ、わかってる!大丈夫だ!」
『ならいいんだけど。…ほら、雲長。お前、夏侯惇のこと気に入ってただろう?遠慮せずに楽しんでくれ』
愉快そうな笑い声が遠のいていった。
「……くそっ。…おい、関羽!」
数秒の後、夏侯惇が決心したように立ち上がり、関羽の膝の上にどっかと座り込んだ。
「これも仕事だ。…好きなように触るがいい!」
挑むように胸をそらして、額を突き合わせてきた。
けれどその頬は赤く染まり、目は泣き出しそうに潤んでいる。
くらりときた。
「か、夏侯惇!」
膝には、太ももから尻の感触。関羽は上がる自分の体温にうろたえる。
「触りたくないのなら触らなくてもいいんだぞ?!それとも接吻が所望か?!…フン、怖気づいたか。当然だな。さあ、俺に用がないのならばとっとと帰れ!俺は忙しいんだ…?!」
ぴた、と胸の上に手を置かれて、夏侯惇は後の言葉を飲み込んだ。
「…拙者が帰れば、あとは他の男に触られるのだろう?」
「そ、そうだが?それがどうした」
「ならば、閉店時間まで拙者がお相手させていただこう。…覚悟せよ!夏侯惇!」
「は?…んン!!」
強引に口付けられて、頭を動かせない。反射的に目を瞑ってしまったところに、胸板を厚い掌でしつこく摩られた。その中心に爪をかけられる。こんな場所で働いているのに、というか、こんな場所で働いているからこそ、というか。とにかく、夏侯惇はそこが弱い。思わず、ひくんと息を呑んだ。
「夏侯惇…」
うっとりと名を呼ぶ関羽。元々密かに好いていた相手であった夏侯惇のこんな格好を見せられて、最早限界だった。襟首と胸元にある紐をちぎるように引っ張って、白い胸を露にさせる。色づくそこにねとつくような視線を落とすと、ためらうことなく口付けた。乗せた身体が大きくしなって落ちそうになる。その背を力強く抱きとめると、舐る舌使いに集中した。
「ぁ、やだ、関羽っ、やめろっっ!」
涙声の、これは嬌声。やめられようはずはなかった。
夏侯惇の下腹が触れている辺りに違和感を覚えたが。
「な、なめるなっ、放、せ!馬鹿関羽っ…!!服が、また…」
その部位に触れることは禁じられていると、劉備は言っていた。
ならば、と腹をぐっと押し付けて。
「また…?服がどうしたというのだ、夏侯惇」
「うぅ…だ、からぁっ、あっ」
「…汚せば良い。兄者も、拙者が相手ならば許してくれよう」
「ぃ、嫌だっ、もう、関羽ぅ…」
その後は、何時間もみっちりと。夏侯惇がもう無理だと言って泣き出すまで、関羽はその身体(正確には乳首)を、延々ともてあそび続けた。
***
「兄者、夏侯惇を身請けしてもよろしいか」
夜半、泣きつかれて眠ってしまった夏侯惇を部屋に残して、劉備に詰め寄った。
「身請け?何を言い出すんだ、雲長」
「曹操殿の弱みを握ったなど嘘であろう、どうせ」
「ばれてるのか。まぁな、夏侯惇が簡単に騙されてくれたから、つい」
「とあれば、先の話…構いませぬな?」
「…仕方ないなぁ。だが、夏侯惇に本当のことは言わないでくれよ、殺されたくないからな」
「承知」
「夏侯惇、すごかっただろう?あれは逸材だよ。本当に惜しいなぁ…」
暢気にそんなことを言っている劉備を置いて、再度個室に向かう。とにかくこれで、夏侯惇が他の男に身体をどうこうされることはなくなったわけだ。ほっとした。…そして。
「夏侯惇…?」
まだ眠っている。寝顔も驚くほど愛らしい、と関羽は思った。
関羽の上着をかけてやっているが、その下は裸身だ。チャイナドレスは彼が放った精に汚れてしまい、床に投げられている。その敏感すぎる肢体もまた愛おしかった。
劉備から借りてきたタオルケットで上着の上から包んでやると、軽々と身体を横抱きにして立ち上がった。
―― 一度うちに連れ帰る。その後は、どうしようか。
真実を伝えて自由にしてやるのも、いい。だが、嘘をつき通して夏侯惇を完全に我が物としてしまうのは、もっといい。
ふふふ、と含み笑いを漏らしながら腕の中の愛しい男に頬ずりして、関羽は宵の道を酔っているように歩いていった。
***
「ん〜…」
不快な眩しさに唸りながら目を開けると、ぼやけた視界に見慣れぬ異物が映りこんできた。
「…なん、だ…?」
身体を起こそうと手をついてみれば、いつものベッドの感触ではなく、明らかに床。
自分の家ではない。店もない。
気付くと同時に頭が覚醒し、警戒するように周囲を見た。
「夏侯惇…目が覚めたか」
のっそりと起き上がった影がそう声をかけてきた。
「わあああ!」
思わず手元にあった枕を投げた。関羽の顔面にクリーンヒットしたが、当てられた方は驚いたでもなく、真顔のまま立ち上がった。
「か、関羽、貴様一体…!」
どうやら関羽の家に連れ込まれたらしいと察した夏侯惇が、若干の怯えを滲ませつつ後ずさる。
ふ、と自分の身体そのものに違和感を覚えてみれば、関羽のものらしい大き目の寝間着を着せられていた。
「拙者が貴殿を身請けしたのだ」
「身請け…?」
「兄者から買い取った。だから、もうあの店には行かなくて良いぞ」
「………」
関羽に恩を受けるのは不愉快きわまりないが、あの店に行かなくても良い、というのは、正直ありがたかった。目をぎらぎらさせた中年に好き勝手身体を弄らせるなんて仕事、楽しいわけがない。
「それからな…ここが、貴殿の新しい家だ」
「はぁ?!」
「身請けの意味は承知であろう。少なくとも暫くは拙者と共に暮らしてもらうことになる。…最近は兄者の用意した部屋に泊まっていたと聞いた。ここに移ったとして大して問題はなかろう」
「ふ、ふざけるな!何で俺が貴様なんかと…!」
「…曹操殿の一件、どうなっても良いというのか?」
「何?!貴様…!」
「貴殿が随わぬと言うのなら、兄者に一言告げるまで。…どうする、夏侯惇?」
「〜〜〜卑怯者っ!」
曹操の為とあらば自らの何をも惜しむに値しない。そう思っている夏侯惇は、どれほど嫌な要求であっても素直に受け入れるより仕方なかった。
「〜〜だがな、関羽!俺は、ぜっっったいに貴様の相手はしないからな!あ、あれは、店だからやってやっただけだからな!」
言いながら昨夜のことを思い出し、夏侯惇は頬を染めた。とんでもない姿を見せてしまった自覚はあるが、仕事だったのだから仕方なかった、と心中で自分を擁護する。
「ふむ。…まぁ、無理強いはできぬな。だがせめて…」
言い様、関羽がバサッと広げて見せたのは…
「たまにこれを着て見せてもらえると嬉しいな」
「ななな…!!貴様ぁっ…!」
青いチャイナドレス。それも、昨日のままの。
「今すぐ引き裂いて捨てて来いっ!」
羞恥の余りに憤死しそうになっている夏侯惇に、関羽は余裕の笑みを返す。
「着てもらうのは勿論、丁寧に洗ってからだ。安心しろ」
「やめろっ!」
腕を伸ばして関羽から件の衣装をひったくろうとするが、華麗にかわされてしまった。
「大人しく寝ていろ」
関羽が身を翻し、扉の外へ出て行ってしまった。大変なことになっているあのドレスを、手洗いするか洗濯機にでも放り込むつもりなのだろう。
――後で絶対に燃やしてやる…!
落ち着かない他人の部屋で、最早眠ることもできずに夏侯惇は一人、頭を抱えていた。
大月さんのお誕生日りくえすと、おっ★いパブでうどん・・・笑
なんて恐ろしいお題を思いつくんだ!!と戦慄しました。
おっ★いパブで働く惇とか、常人の発想じゃありません\(o⌒∇⌒o)/!!!
久しぶりのうどんがこれとかヒドイ( ;∀;)笑
しかも最近ち●び本ばっか出してる気しかしない!マルチレイドが悪い!!
2011/11/03
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